0710 愛らしき訪問者。

いつもと同じ場所。
いつもと同じ時間。
彼はいつもたった一人で、永遠かとも思われる時をすごす。
それは、生まれながらにして与えられた使命。

運命だとは思っていない。
与えられた使命こそが、自分の存在意義だから。
それこそが、一族の名を与えられた、自分の誇りであるから。


けれど、今日は少し様子が違った。

小さな訪問者が3人。
日が沈むまでじゃれている。

「もう日が沈むぞ。そろそろ家に帰った方がいいんじゃないのか?」

そういいながら、彼は愛らしい訪問者たちをいつまでも見守っていた。